2009年10月 4日
今週の一枚「野宿者たちの唄」:豊里友行

「アオカン」(上野)
彼らとの最初の出会いは酒盛りの記念写真だった。
僕たちは、陽気な笑顔の裏側にどれだけの人生をみるだろうか・・・。
それから彼らにホームレス問題の報道をさせてほしいというお願いをした。
その友達はやがて仕事を見つけ社会復帰していった。
体調を崩し入院した者もいた。
最後に残った者は、さみしくて話し相手になってほしいと懇願するが、僕には限られた時間しかなかった。
その最後の友達のいたテントは、次に来たときには跡形もなくなっていた。
それが、彼らの言っていた「山狩り」(保健所)というものだった。
それから時間のある限り野宿者たちの話を聞きながら写真を撮らしてもらう。
年金暮らしでホームレスのテント村暮らしの人。
職業に就けなくて路上に座り込む人たちもいる。
野宿者は、自分の食料確保を「餌獲り」といった。
「働かない」という事は、自他ともに差別意識を芽ばえさせる。
彼らの心身ともに脅かされた現状を考えたい。
「うつ病」の深刻な症状に至る場合もある。
野宿者の深刻な社会復帰の難しさにも猶予が必要だ。
そこには彼らの深刻な「基本的人権」の確保の難しさがある。
「ホームレス自立支援法」のよりよい改善と野宿者の「基本的人権の確保」をするためにも彼らの置かれた現状をより多くの人たちに身近な問題として知ってもらい、野宿者たちのさまざまな現状を改善していく手がかりになれたらとせつに願います。
2009年10月 4日 15:25
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