2009年9月23日
教員の世界の"非正規雇用"はなぜ許されるのか:南亭駄樂
私は3年ほど前、今勤めている大学が教育学部を立ち上げると同時に大学に入った。いよいよ来春初めての卒業生を出すにあたって教員採用試験にどの程度合格してくれるか、緊張しながら見守っている。
その中で日ごろからどうしても腑に落ちないことがある。文部科学省の教員採用状況を見ると「正規採用」「臨時的任用」の欄があり、合わせて教員就職率が計算されている。この臨時的任用は「常勤講師」のことであり、正規採用教員とまったく同じように働き、クラス担任を受け持つことも多い。実は近年、多くの場合、教員採用試験に落ちても希望すれば常勤講師として採用される。そして教員の仕事をしながら次の年の教員採用試験に再びチャレンジするのだ。だが、それほど教員が必要ならばどうしてもっと正規採用しないのだろうか。
2009年8月25日
裁判官の謝罪と袴田事件~個別事件にコメントした裁判官~:南亭駄樂
誤判に関わった裁判官は謝罪すべきか――再審無罪になった足利事件に関わった裁判官に対して毎日新聞がアンケートを行った(2009年8月21日朝刊)。質問は「菅家氏に謝罪する気持ちはあるか」「一般的に自らが審理した事件を説明すべきと思うか」「原審を破棄しなかったことを今どう思うか」など11項目(元最高裁判事には17項目)で、無期懲役判決を確定させた当時の最高裁判事5人と再審請求を退けた地裁裁判官3人の全員が「個別事件にはコメントはしない」として回答しなかったという。
2009年7月25日
冤罪事件と裁判員制度 ~赤堀さん傘寿の祝いに思うこと~:南亭駄樂
1954年静岡県島田市で起きた幼児誘拐殺害事件(いわゆる島田事件)で容疑を受け、死刑判決-確定から再審無罪で自由を勝ち取った赤堀正夫さんが、再びシャバに出てから20年、まもなく満80歳を迎えるというので5月にお祝いの会が開かれた。