2009年9月23日
教員の世界の"非正規雇用"はなぜ許されるのか:南亭駄樂
私は3年ほど前、今勤めている大学が教育学部を立ち上げると同時に大学に入った。いよいよ来春初めての卒業生を出すにあたって教員採用試験にどの程度合格してくれるか、緊張しながら見守っている。
その中で日ごろからどうしても腑に落ちないことがある。文部科学省の教員採用状況を見ると「正規採用」「臨時的任用」の欄があり、合わせて教員就職率が計算されている。この臨時的任用は「常勤講師」のことであり、正規採用教員とまったく同じように働き、クラス担任を受け持つことも多い。実は近年、多くの場合、教員採用試験に落ちても希望すれば常勤講師として採用される。そして教員の仕事をしながら次の年の教員採用試験に再びチャレンジするのだ。だが、それほど教員が必要ならばどうしてもっと正規採用しないのだろうか。
2009年7月29日
「ゆとり教育批判」は日本の教育をよくするか:南亭駄樂
「ゆとり教育」という言葉が葬り去られようとしている。だが、雑談の中で聞いた話なので責任を持てる話ではないが、文部科学省のなかでは"ゆとり教育派"と"反ゆとり教育派"の勢力が拮抗しているらしい。教育政策に限らず、揺れ戻し現象はどこでも見られることだが、本質的な課題からずれたところで教育問題が論じられ、教育政策がいじられているように思うので、少し整理しておきたい。
2009年7月27日
日本の大学のあり方-OECD報告から-:南亭駄樂
2009年5月13日の読売新聞は<「日本の大学さらに改革を」OECDが報告書>という見出しで、OECD(経済協力開発機構)が日本は大学改革をさらに進めるべきだとする報告書をまとめた、と報じた。これは2006年5月における訪日調査や文部科学省の資料によるものという。
<Yomiuri Online>http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20090513-OYT8T00283.htm
2009年7月26日
「言い切れない世の中」の政治と教育:南亭駄樂
衆院選が近づいている。地方にも政党のポスターが目立つようになったが、そのなかにピンクの服を着た女性の大写しのポスターがやたら目立つ。
女性党か、と思いきや、なにやら「憲法9条改正、北朝鮮のミサイルに...」などと写真に似つかわしくない"勇ましい"キャッチ。宗教団体「幸福の科学」が全国で300人弱の候補を立てるために作った政党らしい。
少数の当選者は出るかもしれないが、オーム真理教以来宗教の政党化に新しい社会的意味はない。むしろ、公明党が生き残れるかどうか、の問題の方が大きい。宗教政党にとっては危機の時代が訪れようとしているのではないだろうか。