南亭駄樂の「柿愁庵雑記」

2009年8月29日

「無防備地域宣言」と憲法第9条~戦争をしない、させないために~:南亭駄樂

 いつの世でも戦争は最大の自然破壊であり、人間の心も体も破壊する。近年の戦争やテロには前線がないから死傷者のほとんどは民間人で、我々はたえず戦争で命を失う危険性を持っている。それに備えるために武力で対抗しようとすると軍備拡大のスパイラルに呪縛され、今度はいつ起こるかわからない戦争やテロのために日常生活が破壊されるのである。それに対して武器を持たない対抗方法がある。それが「無防備地域宣言」である。

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2009年8月25日

裁判官の謝罪と袴田事件~個別事件にコメントした裁判官~:南亭駄樂

 誤判に関わった裁判官は謝罪すべきか――再審無罪になった足利事件に関わった裁判官に対して毎日新聞がアンケートを行った(2009年8月21日朝刊)。質問は「菅家氏に謝罪する気持ちはあるか」「一般的に自らが審理した事件を説明すべきと思うか」「原審を破棄しなかったことを今どう思うか」など11項目(元最高裁判事には17項目)で、無期懲役判決を確定させた当時の最高裁判事5人と再審請求を退けた地裁裁判官3人の全員が「個別事件にはコメントはしない」として回答しなかったという。

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2009年8月18日

「国際連帯税」はマネー社会を変えうるか~通貨取引開発税と炭素税:南亭駄樂

 2008年11月、サブプライムローンが引き金になった金融不況が急速に世界に広まった頃、ラジオで寺島実郎氏が「国際連帯税」について語っているのを聞いた。世界は100年に一度の危機とあおり、税金を投入して民間企業を守り、消費をあおって景気回復をはかる政策に走ろうとしていた。そこにはマネー社会への反省はなく、エコロジーも消費拡大のためのネタにされた。そんなとき寺島氏はマネー社会への回帰はなんの解決にもならず、国際連帯税のような新しいスキームが必要ではないか、と語った。そして、日本でも「国際連帯税創設を求める議員連盟」が結成されており、夢の話ではないことを訴えていた。

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2009年8月 9日

原爆忌にビキニを思う~『水爆の島 マーシャルの子どもたち』に寄せて~:南亭駄樂

 8月6日ヒロシマ、8月9日ナガサキ-日本人が忘れてはならない原爆忌。原爆がもたらす悲惨さはたえず思い出されなければならない。被曝者は毎日苦しみ続けており、死者は人類が作り出した悪魔の兵器のために死んだ。その事実はいつまでも色褪せることはない。そして、ビキニ。第五福竜丸事件として日本史に残る地だが、67回ものアメリカの原水爆実験で島を破壊され、被曝し、いまだに苦しんでいるマーシャルの人たちのことにも思いをはせるべきだ。

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2009年8月 6日

格差社会と「ベーシック・インカム」について考察する:南亭駄樂

大学のキャリア教育の授業で格差社会やワーキングプアを取り上げると多くの学生は「ワーキングプアはその人に原因があると思っていたが、その人に責任があるわけではないことがわかった」という感想を残す。今年の授業では「命とこころ」をテーマにし、格差そのものは取り上げなかったが、人は命が燃え続けている限り無条件に生存する権利があることを強調した。いずれにしても教室では立派なことをしゃべっているのだが、現実の社会はどうも心もとない...。

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