'."\n" ?> 三室勇の「不定期刊ZUBORA」:金大中氏の最後の講演  三室 勇
三室勇の「不定期刊ZUBORA」

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2009年10月27日

金大中氏の最後の講演  三室 勇

『世界』11月号に故韓国大統領金大中氏が6月11日、「6・15南北共同宣言記念式」での特別講演「行動する良心たれ!」が掲載されている。この講演は生前最後のもので2000年の「6・15南北共同宣言」と2007年の「10・4南北関係の発展と平和繁栄のための宣言」を記念した集会で行われたものだ。

講演冒頭は、今は亡き前大統領盧武鉉氏の思い出から語り出す。金大中氏は盧武鉉氏とは境遇が実に似ていたことを語り、時代は違うがともに時の独裁政権と闘ったこと、そして本業を捨てて政治の世界に飛び込んだこと、どこか縁で結ばれていた。もしや前世で兄弟ではなかったかと話す。それは盧武鉉氏の非業の死をいたわる気持ちが伝わる。後段で盧武鉉氏の死を悼み500万の人が弔問したが、確たる証拠もない追求、連日の報道におかしいやり方だと50万の人が声をあげていれば死ぬことはなかったはずだとも語っている。

二人でともに進めた北朝鮮に対する太陽政策が現政権によって覆されようとしている。李政権は時代に逆行していると訴え、金正日総書記には北朝鮮が多くの無念を抱えていることは理解する。また実際にアメリカは約束を反故にしてきたのだから。であっても一日も早く六カ国協議に復帰し、アメリカと対話し、核問題を解決し、朝鮮半島の非核化を進めるべきだと語る。そしてオバマ大統領には北朝鮮を無視せずに対話を進めよと促す。

李明博大統領に民主主義に逆行するこのままの歩みを続けるなら国民は不幸になり、李政権も不幸になると厳しく迫る。

そして韓国の人々に向かって――
「最後に、皆さんにも切にお願いします。(しばし沈黙)心から血を吐く心情で申し上げます。『行動する良心』になりましょう(拍手)。行動しない良心は、行動しない良心は、悪の味方です(拍手)。
 独裁政権は剣を振りまわして光州で百数十人を殺し、人民革命党事件で殺し、その他にもどれほど多くの人々を死に至らしめたでしょうか。彼らの死に報いるために、私たち国民が血と汗で勝ちとった民主主義を守るために、私たちは為すべきことを為さねばなりません。...」

韓国の民主主義の重みが振り絞るような金大中氏の最後の演説から胸に響き伝わってくる。

「故韓国大統領金大中氏を追悼する集い」
呼びかけ人  土井たか子・河野洋平・清水澄子・山室英男・若宮啓文・古野喜政・岡本厚・東海林勤・深水正勝・石坂浩一・伊藤成彦・姜尚中・小中陽太郎・佐々木秀典・徐勝・高崎宗司・古田武・前田憲二・吉松繁・和田春樹
       
      記

1、故韓国大統領金大中氏を追悼する集い

2、日程 2009年11月13日(金)
     午後5時献花 6時追悼の言葉 8時30分閉会
3、会場 浜離宮朝日ホール(小ホール) 
  〒104-8011東京都中央区築地5-3―2(都営地下鉄大江戸線築地市場駅徒歩3分)
4、金大中李姫鎬夫人、朴智元秘書室長、韓勝憲弁護士が来日され、参加して下さいます。

2009年10月27日 00:22

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