2009年9月30日
韓国映画最新作「私の愛、私のそばに」;川瀬俊治
韓国で24日に封切りされた「私の愛、私のそばに」を見た。ルゲリックという病と闘う一人の男性ペク・ジョンウ(キム・ミョンミン)と、その看病をする恋人イ・ジス(ハ・ジウォン)の姿を描いた映画だ。間違いなく多くの観客を集めるだろう傑作である。
何が傑作か。キム・ミョンミンの好演である。最後の場面で、病気初期のころのシーンと、病についに命を奪われた場面が対比できるよう編集されていたが、これほどまでに痩せたかと思うほどの姿であった。キム・ミョンミンは撮影過程で20キロ痩せたという。
恋人のハ・ジウォンは実に明るくキム・ミョンミンに対して接し、その輝きは無邪気さが出ていたのが何とも好印象を与えた。
ハ・ジウォンの役は葬礼指導師といわれる仕事である。日本の納棺師の役によく似ている。最初の場面は彼女の仕事の場面から始まり、最後は病で亡くなったキム・ミョンミンのそばで葬礼も行ない、そばによりそう姿をロングで描き終わる。まさしく題名のとおり「私の愛、私のそばに」である。
パク・ジンピョ監督はどうして彼女にその役として登場させたのか。生と死の厳粛さを描きたかったからだと感じた。ルゲリック病で徐々に衰弱していくキム・ミョンミンの姿こそ、生きる姿そのものである。
キム・ミョンミンは演技していて最後は意識が朦朧としたという。回復に時間を要したというから、相当の役作りだ。それだけにこの病で苦しむ人たちへの思いも深くしただろう。しかしすごい演技だ。
2009年9月30日 00:00
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