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片山通夫の「取材手帖」

2009年10月16日

09年の肖像「金春子」:片山通夫

  091016mk.jpgキム・チュンジャと読む。サハリンの韓国語放送のボスである。筆者がサハリンで取材するときには、素晴らしい協力をしてくれるありがたい存在でもある。10年前に初めてサハリンへ行った時には彼女の放送はラジオ放送だけだった。古い機材をだましだまし使って、韓国語でニュースや韓国の音楽などを放送していた。

 その頃、金春子の夢はテレビ放送の実現だった。韓国やアメリカの同胞を頼って、走り回りテレビ放送の実現にこぎつけたのは5年ほど前のことである。サハリンには「サハリンテレビ・ラジオ公社」がある。その敷地内の一角で韓国語放送の番組を制作し、「サハリンテレビ・ラジオ公社」の電波に載せて週に2時間ほど放送する。
04年8月15日のテレビ放送開始番組へ

 筆者は最初テレビ放送の話を聞いた時「やめたほうがいい。お金もかかるし、番組の制作のノウハウもないのに・・」と思って話したものだ。
 金春子は「お金はCMで稼ぐ。番組は韓国の放送局からも支援を受け、ドラマなどを借りてくる」と言う。事実、韓国KBSやMBCなどの人気番組を借りることに成功し、日本でも有名な「冬のソナタ」なども、ロシア語字幕入りを制作し放送し始めた。日本でも高視聴率を稼いだという「冬のソナタ」はロシア人の間でも相当人気を博した。

 金春子には筆者には読めない何かがあるようだ。今日もソウル、釜山を走り回って資金集めに奔走していると聞いた。

2009年10月16日 07:11

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