2009年8月 4日
自民大変「刺客が刺される」:片山通夫
刺客とは所謂小泉チルドレンのことを言う。前回の郵政民営化だけを争点にした選挙で話題を集めた刺客たちが、たった4年で刺される側に回っている。小泉劇場に華々しく登場した彼らは「自民逆風」の嵐の中で立ち往生の様子だ。それは、めまぐるしく変わった首相や、大臣だけの責任ではない。「構造改革」、「新自由主義」が我が国でも破たんしたことにも原因の一端はある。
自民党の広津素子氏(比例九州ブロック)は31日、党本部に離党届を提出した。(読売新聞)公認争いに敗れたのが理由。
また、テレビで華々しく活躍していたかに見える片山さつき氏(静岡7区)は支持者を前に土下座。ほとんど帰らなかった地元で「所詮は落下傘だ」と前回の支持者はつれない。(朝日新聞)
一時、小泉劇場の花形のように、マスコミにもてはやされたチルドレンたちは、所詮仇花だったのか、今度の選挙でその真価が問われる。そして、真価の一つが「小泉チルドレンでは勝てない」という判断の結果が公認漏れだ。逆風の中の自民党は「勝てない候補を公認にする余裕はない」ということだ。
有権者もバカではない。この4年間に、昨年秋からの不況を除いても、我が国の格差はますます広がった。特に地方の疲弊は恐ろしいほどだ。東京という大都会で、永田村や、霞が関村ではとても知ることはできない。
「村が滅びてゆく様」や「隣人が亡くなってゆく様」を目の当たりに見つめ続けなければならない苦しさは、今度の選挙で「落ちるか落ちないか」というような生易しいものではない。
いや、彼ら・小泉チルドレンは「自民党が音を立てて瓦解するさま」を見つめているのだろうか。それなら、地方の困窮、弱者の立場が分かる政治家と言えるのだが、支持者から「所詮は落下傘」と言われているようでは、土下座しても無駄だろう。見え透いていると思われるのが落ちだ。
昔から刺客は刺される運命にある。勝ち続けることはあり得ない。
2009年8月 4日 07:43
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