2009年10月21日
俳句の世界「土塔」:カン・シンニョン
土塔の初夏 瓦の壇に 行基知る
![]()
ピラミッドのような瓦を積み上げた土塔は、王仁の子孫で最も有名な行基が大野寺に建立したものです。七二七年(神亀四)、六〇歳のときで、行基を菩薩とあがめ慕う多くの民衆が建立に参加したといわれています。行基は、仏教(法相宗)の布教はもちろん、畿内四九院をはじめ、全国に多くの寺を建立し、橋を架け、灌漑用の池をつくり、港を修造し、布施屋(救済施設)をつくり、病気などに苦しむ民衆をたすけました。そうした社会事業が一時期、藤原不比等らの反感を買い、弾圧されましたが、しかし、聖武帝の要請をうけて大仏建立に貢献し、東大寺大僧正となりました。初夏に訪れた土塔は、瓦がまぶしく反射していました。
2009年10月21日 04:39
ご意見・ご感想は読者の広場もしくは、下記のコメント欄へ
コメントする
なお、著作権上問題があるおそれがある内容、特定の個人・民族・法人等への誹謗中傷、またアダルト・サイトへの誘導などの書き込みがあった場合、管理人の判断で断りなく削除します。