<小沢チルドレン>
145人の小沢チルドレンを国民はどう受け入れるべきなのか。1・5カ月過ぎてみて当惑しているのではなかろうか。高額の血税が投入される。確か河村名古屋市長の話では、一人の代議士の面倒に年間1億円もかかるのだという。145億円ということになる。実際は145億円どころではない。役人が手とり足とりでイロハを教える費用を加算すると、とんでもない額に跳ね上がるのである。茶の間で笑ってはいられないだろう。
145人の小沢チルドレンを国民はどう受け入れるべきなのか。1・5カ月過ぎてみて当惑しているのではなかろうか。高額の血税が投入される。確か河村名古屋市長の話では、一人の代議士の面倒に年間1億円もかかるのだという。145億円ということになる。実際は145億円どころではない。役人が手とり足とりでイロハを教える費用を加算すると、とんでもない額に跳ね上がるのである。茶の間で笑ってはいられないだろう。
民主党国対委員長はチルドレンを「ダイヤモンド」と持ち上げていたが、うそにも程があろう。石ころばかりではないだろうか。秘書連の本心でもある。
<小泉の二の舞か>
小泉チルドレン83人に「ダイヤモンド」はいたであろうか。ほとんどが小石だった。そこへと国民は4年間も無駄金を投入した。させられたのである。83掛ける4はいくらになるだろうか。
単なる小泉の将棋の駒でしかなかったのだが、彼は郵政民営化という、本当は大半の議員が反対していた法案を成立させてしまった。その反動が今回、145人となって跳ね返ってきたものである。恐ろしいほどの無駄である。
<憲法を正しく教えよ>
石ころとて磨き上げることに成功すれば、多少なりとも「国民の代表」になるかもしれない。それは地元にへばりつかせて、次回選挙の運動をさせるというものではない。必死で勉強してもらわないと、国民は莫大な損失を被るのである。
何を勉強するのか。日本国憲法をとことん教え込むことである。現状では幼稚園児レベルであろうから、正しい憲法教育でなければならない。憲法遵守義務があることを知らない政治家ばかり、というのは国民にとって迷惑千万である。
9条は特にしっかりと条文を叩き込ませるべきである。そうすれば火遊びをする議員はいなくなる。東アジア共同体を吹聴しながら改憲派では、頭隠して尻隠さず、である。隣国から尊敬されることはない。9条派は北京やワシントンからも尊敬を受けるだろう。むろん、国連からも、である。
「死の商人」からの裏献金を突き返す勇気のある政治家こそが、いうところのダイヤモンドなのである。鳩山や小沢は、ここを押さえないと、いずれ自民党の二の舞になろうか。
<税金泥棒?>
国民の多くは民主政治を高く評価している。その一方で役人に対して「仕事をしないで悪さばかりしている」と認識している。税金泥棒というのである。庶民大衆のこうした認識は政治家にも及んでいる。政治家ではなく本当は政治屋である、と受け止めている。
それは小沢や鳩山に対しても、という理解でもある。「勝って兜の緒を締めよ」との民主党幹部の国民向けのポーズは、小沢の145人の今後にかかっていようか。小泉の83人との違いを出せるのかどうか。
かつて政治家になることは、とても到達できない高い壁だった。靴を何足もすり減らし、選挙区を隅から隅まで歩いて有権者に志を訴えてやまない。それでもバッジをつけることは容易なことではなかった。官僚や世襲以外のものにとって、いかに有能な人物でも成功することはできなかった。塀の上を歩いて活動資金を稼ぎだしてもきた。
チルドレンにはこれらのことは理解できないだろう。少しだけマスコミで売れていたとか、およそ政治家としての資質と無縁の面々ばかりがバッジをつけているのである。こんな輩を政界に引き入れた民主党、とりわけ小沢の責任は重い。浮かれている暇などないだろう。
<小選挙区制廃止論>
そもそもチルドレン誕生を可能にしたのは、小沢が強行した小選挙区制である。この制度を抜きに小泉チルドレンはありえなかったし、小沢チルドレンもなかったのである。民意の反映しない選挙制度だからなのである。
これを抜きにして、秘書レベルと比較してもはるかに劣るチルドレンの誕生はなかった。
保守的な国民はせいぜい4割程度である。保守2大政党として定着させる方が無理というものなのだ。リベラル・進歩・革新が4割は存在するのである。これが小選挙区制では無視・封じ込められてしまっている。
政治的不満、無関心派を増大させ、社会を不安定化させる要因となっている。したがって民意が反映しにくい小選挙区制は、ある種「民主の偽装」といっていい。複数政党とは名ばかりの1党独裁体制でしかない。
マスコミの権力監視が衰えている現状では、日本の民主政治はまことに心もとないありさまと言えなくもない。
この制度に執着した戦後の政治家は戦争責任者でもあった右翼の本尊ともいえる岸信介である。狙いは9条改憲であった。この流れは今日、民主党内にも及んでいる。小沢や鳩山にも、こうした疑念が専門家の間では今もこびりついている。財閥の悲願といっていい。
小選挙区制廃止論が吹き荒れるのはいつなのか。国家破綻まで待つしかないのかどうか。日本の前途を明るいとはとても言えない。
2009年10月14日7時05分記
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