<国会新事情>
久しぶり国会に足を運んでみた。財政に明るい自民党の村上誠一郎代議士と会見の約束が取れたからである。少し早目の到着となったので、法務大臣をしていた森英介事務所を覗いた。知らない顔ぶれの若い秘書が2人いた。亡父・美秀代議士時代に出入りしていた古参の秘書もいた。「顔写真入りの雑誌を見ましたよ。まだ木更津から?」といって声をかけてきた。それにしても野党に転落した自民党代議士の事務所は静かそのものである。電話も少ない。陳情もなくなってしまったものなのか。
久しぶり国会に足を運んでみた。財政に明るい自民党の村上誠一郎代議士と会見の約束が取れたからである。少し早目の到着となったので、法務大臣をしていた森英介事務所を覗いた。知らない顔ぶれの若い秘書が2人いた。亡父・美秀代議士時代に出入りしていた古参の秘書もいた。「顔写真入りの雑誌を見ましたよ。まだ木更津から?」といって声をかけてきた。それにしても野党に転落した自民党代議士の事務所は静かそのものである。電話も少ない。陳情もなくなってしまったものなのか。
坂本秘書は「辞めた自民党秘書は500人以上。党本部職員は大幅な賃金カットで対応する」と教えてくれた。古参秘書は「月収70万も取っていた水商売の女性が、ただ名前を民主党に貸しただけで議員になった。同じ階にいますよ」というすごい情報を口にした。本当だろうか。あるいは事実かもしれないが、さしずめ週刊誌ネタを追いかける気力など当方にはない。
衆院第一議員会館7階は、小泉チルドレンから小沢チルドレンに衣替えした様子がありありと見てとれる。主役が何者なのかさっぱり不明である。全体では83人の小泉チルドレンが、今回は145人の小沢チルドレンの誕生というのである。
民主政治は数の力がモノを言う制度だから、相応の政治的効果を発揮することになろう。
6階には小沢事務所があるが、周囲を小沢ガールズが取り囲んでいる。福田康夫の611号室のすぐ近くに三宅雪子がいる。613号室だ。彼女は福田と小選挙区で争ったライバルというのだ。「福田への嫌がらせだ」と自民党ではうわさしている。
安倍内閣で官房長官をした塩崎恭久事務所は619号室。選挙で争った永江孝子が612号室だ。森喜朗と戦った田中美絵子603号室。そして小沢の意向を体して公明党代表の選挙区に落下傘、刺客の重責を果たした青木愛が608号室。ちなみに小沢事務所は605号室である。花よ、蝶よと舞う6階が議員会館新名所になった、というのである。
小沢もやるものである。側近の山岡賢治も6階だ。彼が小沢に配慮した布陣なのかもしれない。それにしても彼女らの政治研修は5年かかるのか、もっとかもしれない。えらいことではある。小選挙区制の悪法ぶりを露呈している。そのうちに国民も、この選挙制度の正体に気づく時がくるだろう。其の時、日本はどうなっているのであろうか。
<煙もうもうの議員会館>
国会議事堂の裏手に議員のための事務所が3棟そびえている。
この日の筆者の目には、そこにそれぞれ巨大な議員会館がそびえているのが見えた。合計6棟である。
現在使用されている会館が、あまりにも小さく見える。新しい会館は、今より倍の広さになるという。民のかまどの煙に心を痛めた天皇がいたという記録があるらしいが、いまやその反対である。お上の方は煙がもうもうと立ち込めている日本である。
こんな場面を市民が見学したらどんな思いをするであろうか。無駄の排除の政府も、これには打つ手なしだろう。筆者は、現在の会館を浮浪者のための施設として開放すべきだと訴えている。改めて強調したい。議員が真面目に仕事をするようになるからである。立派な施設で大金を懐に入れて、ごろごろとされてばかりいては、この国が持たなくなるからである。
民主党はこの日午後、145人のチルドレンを集めて研修会を開いていた。秘書のレベルに到達するまで頑張れるだろうか。
欧米のように候補者になるまでは、一定の教養を身につけさせる、せめて日本国憲法をしっかりと理解させるぐらいのことは、政党として責任を持たせる必要があろう。水商売でも結構だが、問題は中身と国民に奉仕するという気概が不可欠なのである。
マスコミの対応も大事である。現場記者のいい加減さが、国民をいらつかせていることを忘れてはならない。厳しい監視がジャーナリズムの使命なのだ。
<哀れ自民党>
この季節は来年度予算編成の最中である。税制について具体的な議論が交わされてゆく。昨年までは、自民党の部屋という部屋は、地元や企業・団体・組織からの陳情客で膨れ上がっていた。そこから政治資金が生まれた。構造的な腐敗もそこにあった。
それが一切なくなってしまった。族議員の価値喪失である。役所とのパイプは無用の長物なのだ。権力を失った自民党は、もはや存在価値を失ってしまったのである。過去に自民党は細川・羽田内閣で政権を失ったことがある。しかし、与党の内部崩壊が助け舟となって復権した。同じことが2度起きるだろうか。少なくとも来年夏の参院選まではないだろう。その先はどうか?小沢が賢ければ、選挙結果にかかわらず連立を続けるかもしれない。今は筆者にもわからない。
特に社民党の存在は大きい。政府の対米外交には有利である。ワシントンにはっきりとモノ言う政府であり続けるかぎり、アメリカも暴走できない。譲歩するしかなくなる。国民の評価も高まる。小沢だと、そこまで考えているかもしれない。オバマのワシントンは、
相手の言い分に耳を貸す政権なのだから。たとえば沖縄の普天間基地を嘉手納基地に併合すればいいのである。東京がシャンとすれば道は開けるだろう。
考えなくてもわかろう。経済大国にもなった日本に外国の軍事基地が存在することなど論外であろう。社民党は大声を挙げるべきだ。防衛費大削減にも。そうでないと、4年後の日本はどうなるか。いまは誰もわからない。
2009年10月13日21時45分記
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