2009年8月アーカイブ

2009082801.jpg(写真1)韓国国会議事堂での金大中氏弔問風景(8月22日夜)。
 巨星墜つ。韓国の金大中元大統領が2009年8月18日、死去した。1925年生まれの85歳。韓国の軍事政権化で民主化を叫び、それが理由で時の軍事政権から逮捕・軟禁・投獄・死刑判決など数々の迫害を受けながらも生き延び、ついに大統領に選ばれた人物だ。(本稿の一部は「週刊金曜日」8月28日号アンテナ欄とダブります。)

IMG090822.jpgかつて日本人が一つになって救済に立った(その1)

 

 満85歳。大統領職を退いた後、数年前に自宅に訪ねた時も本人に会えなかった。夫人は「長年、腎臓を病んでいて、人工透析を繰り返している。

<無党派が決める審判>
 今回の政権選択選挙を決定づける主役は、いうところの無党派層である。普段は特定の政党を支持するわけではない。むろん、政党の党員にはなることなどない。浮草のような政治的無関心を決め込んでいるが、悪政や失政に気付くと、俄然怒り出して投票所に駆け込んで、政党・候補者の勝敗を決定付けてしまう。


<アフガンの真実>
 アフガニスタンの大統領選挙(8月20日)を目前にした、前政権の武装勢力・タリバンの攻勢が続いている。大混乱のアフガンである。隣のパキスタンにも波及している。善良な市民が生きられそうもない地域である。地獄である。これに国連も無力というのも悲劇である。


<金大中元大統領逝去>
 友人と別れて市政会館の長沼さんの職場に足を向けた。昨夜の彼の電話要件を伝えるためだった。その時、彼が韓国の元大統領・金大中氏の病死を知らせてくれた。入院していることは承知しているが、いざ死亡を伝えられると、韓国民主化の勇気ある指導者のことだから、個人的関係はないものの、やはり悲しい。




<6党首討論会>
 現役記者優先の日本記者クラブ主催の総選挙公示前日の6党首討論会が、8月17日午後2時間からクラブ10階の大ホールで開かれた。テレビ生中継なのでテレビ観戦でもよかったのだが、偶然抽選に当たったので会見場に足を運び直接、当事者の表情や仕草を見聞することにした。壇上に目をやると、自民の麻生と民主の鳩山が遊説日焼けしていた。共産の志位は青白いインテリ風である。皆緊張で顔が引きつっていたが、女性党首の社民の福島ひとり、にこやかな表情を終始会場に振り舞いていた。


朱徳:掛替えのない総司令

   ――『炎黄春秋』2009年第7期(第1~7頁)より――

              

                     趙于平/著  楊継縄/責任編集

                    紹介/仮訳:中山敏雄(JLJ会員/無職)

<鋭い韓英メディア>
 ずいぶん前のことだが、日本に滞在したことのある中国人が、当局による汚職犯罪関係者への逮捕・家宅捜査の場面が、即座にテレビ報道されている姿に驚いていた。実際は、大物政治家や財閥の本丸には手が届かないようになっているのだが、そうした事情は外国人にはわからない。多くの日本人は自由闊達なマスコミだと信じ込んでいるが、肝心要の部分では不可能に近い。



<8・15の東京>
 戦後64年目の8月15日の我が家は、主の待つ自宅に息子と一人の孫が集まった。なごやかに夕食をとっていると、多摩川方向で花火大会をしているのが見えた。すると妻が60年近い前の昔話を始めた。「多摩川の花火大会には、父と姉の3人そろって田園調布の2階屋の友人宅に行き見物したもの。帰りに蒲田まで足を延ばして喫茶店に入り、その後に下丸子の自宅に戻った。また自宅の2階で父の東宝映画関係者を招いて、酒盛りすることもあった」などと。田舎育ちの筆者は、当時喫茶店さえ知らなかった。8歳になる孫は、毎年のように隅田川の花火を見ているものだから、遠方の花火にほとんど関心を示さなかった。

<角福対決の最終戦>
 栄枯盛衰は平家物語の世界だけではない。どこにも転がっている。
 今の自民党は驕る平家そのものである。憲法を足蹴にしてやりたい放題、その挙句に日本丸を難破させてしまった。民主党はさしずめ昇る太陽・源氏であろう。現実は小説よりも奇なりというが、8月15日という日を選んで同党は、田中角栄の一人娘・真紀子を公認した。夫の参院議員・直紀も入党した。角福最終戦争が8月18日に切って落とされる。



<靖国問題と民主党の優位性>
 靖国問題が総選挙の争点に浮上してきた。憲法の政教分離と深刻な外交問題ともからむ。特にアジアとの関係に影響を与えるものである。民主党の鳩山代表が「靖国神社に代わる新たな国立戦没者追悼施設の建設を目指す方針」を打ち出した。岡田幹事長は「千鳥が淵墓苑の活用はどうか」との考えを述べている。
 対して麻生首相は「施設を作ったからと言って靖国の話がなくなるわけではない」と反発している。戦前をひきずる自民党右翼路線に配慮したものであろう。これは客観的・歴史的に判断して民主党の優位性が際立っている。

<漢字の国際化>
 先頃、中国の教育部が漢字についての意見を募集しているという報道を目にした。というのも、中国では識字率を高めようとして略字化を大々的に推し進めてきた。それなりの成果を上げてきたのであろうが、他方で日本など同じ漢字文化圏では、略字を解することができないため、意思の疎通を欠くという事態に追い込まれてしまった。今後とも略字主体の漢字が、国際化時代にマッチするかというと、それはNOであろう。といのも、中国の目覚ましい経済発展と相まって漢字文化の国際化は、衆目の一致するところ拡大する一方だからである。

<民主党をしかる>
 最近まで麻生内閣のばらまき予算に国民の批判が集中していた。その麻生自民党が、民主党公約についてばらまき批判をしている。攻守所を変えている。これ一つ見ても、自民党は政権を手放していることを内外に証明しているといっていいだろう。しかし、与党の言い分も多少なりとも理解できるものもある。


<新型インフルエンザ>
 メキシコで発生した豚インフルエンザは、日本でも真夏だというのに感染が拡大している。副作用のあるワクチンで対応しているが、幸い強くないため、一般に深刻さは少ない。だが、どうして豚なのか、その前には鶏のインフルエンザで人々は震え上がった。この二つとも本当の原因をつかんでいない。進歩しているはずなのに、医学的に解明されていないというのも不思議である。

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