2009年7月28日
水に恵まれし伊予西条の夏:原田勝利
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《水に恵まれし伊予西条の夏!》
市内には3000ヵ所も自噴水がります、とボランテアガイドが胸を張る。
「じゃあ水道代がいらないなぁ」「場所によっては有料です」「ありゃあ」
"西条水めぐりマップ"を片手に、ガイドさんの案内で西条市自慢の「水の風景」を探訪
かつてこれらの水場は、人力によって鉄の棒を地面に打ち込み
その中にくり抜いた竹を入れて水を汲み上げる"うち内抜き工法"だった。
このやり方が江戸中期から昭和20年代までつづいたが、
それ以降は、先を加工した鉄パイプをコンプレッサーのハンマーで
地下水脈まで打ち込んで、恵みの水を確保しているという。
うち抜きの水は、四季を通して温度差がない。いつもまろやかでおいしい。
ガイドさんと一緒に利き水をしながら、観音水、水舞台、うち抜き広場、
海底から湧き出る弘法水などのモニュメントをまわる。
たしかにおいしいが、その水のおいしさを正確に伝えられないのがもどかしい。
水汲みに来ていた地元の人が「西条の水はコーヒーに最適です。
西条の水にこだわった蕎麦屋もありますよ」と教えてくれた。
おお、論より証拠、西条そば「甲」を訪ねる。
実にうまいざる蕎麦を食べながら、店主の萩原甲慎さん(38)にネホリハホリ、
西条の自噴水との出合いをたずねてみた。
大阪でサラリーマンをしていたころ、奥さんの里の伊予西条に来て、
水の都大阪よりも西条の水がおいしいと感動したという。
すぐさま、この西条の水を使った仕事をするのだ、とひらめいた。
さっそくサラリーマンを辞めて、おいしい蕎麦屋がある山梨県に引越しした。
蕎麦屋に勤め、見よう見まねで蕎麦打ちを覚えてから、西条で蕎麦屋を始めたという。
いろいろ苦労はあったというが、それを乗り越えてみごとに成功。
話を聞いているだけで「西條そば甲」の蕎麦、
そして水がますますうまいと思えてくるから不思議である。
伊予西条に行くと、見えない夢が見えてくるかもしれない。
問い合わせ:西条市観光振興課
電話0897・56・5151
西條そば甲 電話0897・55・7836
アクセス:JR新幹線岡山駅で特急列車しおかぜに乗り換える。
ほほ笑みのまち塩尻:原田勝利
《ほほ笑みのまち塩尻》
塩尻市は、東に江戸に向かい、
西は京へと続く中山道を軸に、善光寺街道、三州街道が交差した交通の要であり、
文化交流の宿場町として栄えた。
木曾谷や高ボッチ高原などの雄大な自然、そして清流も心を豊かにしてくれる。
特産は高原野菜、山菜、ぶどう。
おいしいワインづくり、日本酒、木曾漆器と伝統的な技術の産物が旅人のほほ笑みを
ひきだしてくれる。
また、奈良井宿の町並みは江戸文化をそのまま伝える貴重な遺産である。
育ててほほ笑み、つくってほほ笑み、もてなしてほほ笑む
塩尻市は温かい心の古里でもあります。
ほほ笑みのまち、塩尻を訪ねよう。
塩尻市経済事業部観光課・塩尻市観光協会
http://www.city.shiojiri.nagano.jp/
電話0263・52・0280
(旅行作家)