'."\n" ?> チョン・ヨンスンの「ぽけっとジャーナル」:ヒナのチビがベランダに:鄭容順
チョン・ヨンスンの「ぽけっとジャーナル」

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2009年11月 4日

ヒナのチビがベランダに:鄭容順

―少し成長が遅れていて臆病のヒナ―

鳩1羽がベランダのサンにとまっている。
臆病のヒナ、ちびだった。

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このチビ、臆病だったのか慎重だったのか。
筆者から見ると4・5日成長が遅れていたように見受けられる。
筆者はベランダの片隅に空き瓶などを入れる大きい籠を置いていた。もう1つは赤いプラスチックの容器には空になったペットポトルを入れていた。
母鳩がベランダの下に置いていた籠の中に卵を1つ産んだ。
気がついたのが朝だった。仕事か何か外出するために冷房を消して網戸にしたときだった。
前の週の木曜日に燃えないゴミの収集日で全部出した後で5日間ほど籠もプラスチックの容器も空になっていた。
母鳩は賢い。空になった籠、マンションの住人に気がつきにくい籠の下に卵を1つ産んでいた。外出する際に空き瓶を籠に入れにいって気がついた。確か8月25日だったと記憶している。
もうびっくりした。鳩の卵とはすぐわかった。筆者のマンションも各階で鳩公害の防止でネットを張ったところや金網でベランダを封鎖したところなどがある。筆者の家には今年の春から鳩が何度もベランダに来ては降りて交尾を繰り返している光景は見ているがまさか筆者のベランダで卵を産むとは思っていなかった。各階、鳩対策をしているので卵を産むことができない。何もしていなかった筆者の家そして留守が多い。悪さをする子どももいない。老夫婦2人暮らしの家に安心して卵を産んだ。
卵を見つけた筆者は驚きながらも卵をプラスチックの容器に割り箸で移し替えた。1つで裸にさらされた卵、真夏の太陽の下で卵は死んでしまうと思っていた。鳩の生態を知らない筆者の軽い判断だった。
移し変えてからの2日後、プラスチックの容器に卵が2つになっていた。
人が住んでいるベランダで卵が育たないと筆者は思っていた。
この考えも甘かった。
母鳩は次ぎの日からしっかりと卵を抱き始めた。たまに雄鳩が来て交代で抱いていた。それでも人間の住んでいるマンションでは育たないと思ったがじっと抱いている母鳩、卵に黒い影が透きとおって見えてくる。
雄・雌の鳩が慌しく動き始めた。口に木の枝をくわえて運び出した。
筆者なりに直感、卵が孵化すると判断、急いで100円均一の店でビニールシートを3枚買って来た。買ってきた翌日に卵が孵化した。ベランダの周りを糞で汚されてはいけないと考えてガムテープで貼り付けた。
孵化したヒナを見ても最後まで育つとは思っていなかった。
これも人間の浅はかさである。
親鳩はしっかり餌をやっていく。ヒナは1日1日と成長していく。これなら育つかもしれない。前途多難かもしれない。軒下を勝手に使われた被害者の住人だが飛び立つまで静かに見守ることにした。
最初に産まれた卵をプラスチック容器に入れて2日間ほど放置したままだった。
母鳩に抱かれなかった2日間で成長を遅らせたのか。それともその後、遅く産まれた卵なのか。わからない。しかし筆者は2日間母鳩に抱かれなかった卵に思えてしょうがない。
歩くのも飛ぶのも早かった行動派は少し大きい、ひと回り小さい臆病のヒナは4・5日成長が遅かった。
なんとか早く飛んでほしいと竿に洗濯物を干さないで足場になるようにと牛乳パックを被せて足場を作ったりした。野菜入れも足場になるように(また糞をされないように)ダンボールで蓋をした。行動派のヒナはこの足場を上手く使って飛んで行くのに臆病のヒナはなかなか飛べない。ベランダで何度も羽根を広げて飛ぼうとするが飛べない。
やっとベランダのサンまで飛べることができた。
しかし親鳩は賢い。飛べそうだなと思ったのか餌やりも飛びながら与えている。その親鳩の智恵、臆病のヒナはやっと10月25日、筆者が見ている前で向かいの家の屋根に飛び立った。2ヶ月間の親鳩の成育が実った。
飛び立つまでベランダのサンにいるチビのヒナに声をかけた。
「早く飛んでいきや。親と一緒に早く飛んでいきや」と4・5日声をかけていた。
今朝、筆者がバソコンの部屋にいた。部屋に鳩の影が写っている。見に行くとチビのヒナだった。成長が遅れたヒナ、飛び立って1羽だけで筆者のベランダのサンにいるのは初めてである。たいてい行動派のヒナと一緒である。
それがチビ1羽だけ。やっと成長して自立していくのかとしばらく見ていた。
夫の気配にまたどこかに飛んでいった。しばらくするとまた戻ってきた。
写真をガラス越しに何枚か取っても逃げていかない。ガラス戸をあけても逃げない。そしたらすっと鳩が飛んできて筆者のベランダにとまった。見ると行動派のヒナだった。チビのヒナはピーイ、ピーイと鳴いた。とまったと思ったら飛んでいく。チビのヒナも一緒に飛んでいった。
筆者のベランダのサンで兄弟になるのか兄妹になるか。行動派のヒナを待っていたのだ。鳩が上空を飛んでくると首を長くしてみているがどうやら違う。また静かにベランダで待っていた。
妹がお兄さんに甘えている仕草である。鳩公害に悩まされながらも成長の遅かったヒナがつい気になっていた。今朝筆者のベランダにとまっていた。ベランダは綺麗に片付いてゴミも全部出した。卵を生まれないようにダンボールで蓋をした。後は防御ネットをどうして張っていくのか今後の対策である。
写真は11月4日、朝7時半に撮影。チビが行動派のヒナを待っているところです。

2009年11月 4日 09:42

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