'."\n" ?> チョン・ヨンスンの「ぽけっとジャーナル」:ヒナ2羽が飛んだ:鄭容順
チョン・ヨンスンの「ぽけっとジャーナル」

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2009年10月23日

ヒナ2羽が飛んだ:鄭容順

―うれしい。飛んだ―

1時過ぎると親鳩がつがいでやってきた。
なんともう親鳩はヒナの巣に入って鳴いている。

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また違う鳩が来たのかと追い返してしまうと隣のベランダに行った。
しばらくするとまたヒナの巣に入って鳴く。その鳴き声は大きい。
うるさくて新聞もゆっくり読めない。
また起きて追い返す。すると今度は母親の鳩だけが巣にやってきたようだ。
その鳴き声はまたさっきより大きい。
そしてヒナがピイピイ鳴いているものの親鳩のいる巣には入らない。
ベランダをウロウロしている。
それでやっと気がついた。
親鳩が餌を一緒に取りに行こうと催促して鳴いている。
だから餌を与えようとはしない。行動派のヒナはベランダのサンにいる親鳩の側に行って餌をねだるが逃げては巣の中に入って大きい声で鳴いている。
そんな鳩を見ているときに知人から携帯がなった。
この後、パソコンに向かって作業した。40分程度ベランダを覗かなかった。親鳩は鳴いていた。パソコンを閉じて読みかけの新聞を読んで30分ばかり昼寝をしていた。
3時からまたパソコンの前で仕事の原稿を作っていた。
仕上げてふとベランダを見ると2羽の鳩がとまっている。
またどこからか鳩が来たのかと思って見て見ぬふりをしていた。
その鳩は2羽のヒナだった。
最初に臆病のヒナはベランダのサンの上から下の巣を覗いて巣の中に入った。続いて行動派のヒナも巣に入った。
もう筆者はうれしくうれしくて「やっとチビ、飛んできたのか。えらい。えらい。もっと飛ぶようになりや」と声をかけると首をククッと横にひねる。時計を見ると午後の5時だった。
筆者は親鳩でなくてまた違う鳩が来たのかと思って追い返している。親鳩はまた向かいの家の屋根に飛んでいく。飛んで行った親鳩を見ながらヒナの2羽はべランダの下を歩いている。そして身づくろいをし合っている。嘴で頭や顔をつつきあっている。ヒナもこうして同じ親鳩から生まれた絆を作っていくのかと感心してみていた。網戸を開けると逃げていきそうなので網戸越しに撮影した。

夫が帰ってきて「ヒナが飛んだ。飛んだ」と話した。
「もう飛んでいくだろう。最初は近場を飛んでいる。そのうち足が強くなって遠くまで飛んでいくだろう」と言った。
筆者の予想は当たった。
19日の夕方、隣の人がヒナと親鳩のことで苦情を言ってきた。
「うちも飼っているわけではない。うちも迷惑している。えっ。どこかにヒナを捨てて下さいって。私はそんなことできません。ここまで育ったのだから飛び立つまでもう少し我慢して下さい。後、4・5日もするともう1羽が飛ぶようになりますから我慢して下さい」と言った。
ヒナは筆者の言葉を聞いていたのだろうか。
その日の夜から行動派のヒナはボールの縁に立って夜を過ごしている。そして今日は飛べない臆病のヒナにここに飛んでみたらと竿に貼り付けてある牛乳パックの上に乗って臆病のヒナを飛ぶのを待っている。その光景を見ながらウトウトと昼寝をした。鳩は人間の言葉が理解出来るのだろうかと思ったほど筆者の予想があたたった。
2時過ぎから飛んだのだろうか。ウトウトと昼寝をしていたので飛んだ時間はわからない。1時間程度、どこかを飛んでいたようだ。
やっと飛んでくれた。もう少しの辛抱だ。
写真は1時半ごろ、筆者が追い返した親鳩、向かいの屋根に飛んだ。そんな親鳩の様子を見ながらヒナが身づくろいしているように見える。午後5時ごろ、どこかに飛んで巣に戻ってきたばかりのヒナ、飛んだという誇らしさにあふれているように見える。


2009年10月23日 20:53

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