2009年8月31日
民主党圧勝:鄭容順
―若者たちが動いた―
第45回衆院選は8月30日に行われ、開票と同時に民主党の議席数が自民党よりはるかに多くしていた。テレビの中継はほとんどのチャンネルが総なめしていた。
夜、10時過ぎると民主党の鳩山党首が記者会見に臨むもののまだ決定したわけではないのでと言葉を選んでの会見だった。
自民党の麻生党首の顔はさらに顔は窮屈になり口はさらに歪んでいた。
評論家の森田実さんはテレビ番組の中で「麻生首相が首相就任と同時に選挙をしていれば民主党と5分5分の戦いだった」と話していた。
麻生首相は首相の座にずっと座っていた間に若者たちは見ていた。
景気政策といいながらも何も解決されなかった。
そして妊産婦を抱える医療に関しても何も解決されなかった。
道路公団にも不信感が募った。町の中でみかける中断された高速道路の工事、見苦しい町の景観に自民党政策の利権がらみがありありと見てとれた。
農業政策にしても国内の農産業を休耕田にして中国など海外から輸入される農産物に混じる危険な商品にさらに一般市民は不信感が募り自民党政策の官僚頼みの政策にイライラしていた。
そうした不信感の募る中で漫画館を作るとか。作らないとか。
若者たちは見ていた。
若者たちは漫画オタクで育った世代にもかかわらず政治家をよく見ていた。
若者たちの雇用問題を解決しないで漫画館を作ることに醒めた目で見ていた。
漫画館より雇用対策に産業回復と暮らしの回復だということをよく見ていた。
今回の選挙の投票率はいつもより上回り前回(2007年)より20代の投票率が高くなり、ようやく若者たちが「自分たちで日本社会を作っていこう」という若者たちの心が動いた。
そして在日韓国人たちは中央本部はじめ全国の民団幹部役員が動いた。
民主党関係の選挙事務所に行って応援を繰り広げた。
近年、日本国籍を持つ在日韓国人の親戚や身内を総動員しての選挙応援となった。地方参政権付与に目をつぶってきた自民党の落城はこんなところにも落ち度が隠されている。
民主党が圧勝した。若者たちが投票したが在日韓国人のルーツを持っている人も多かったはずだ。1世の歴史を伝えていく使命感をもって投票された人もいるだろう。
これから民主党がスタートで正念場になる。
在日コリアンは地方参政権付与が法案を通過して在日コリアンの手に投票権を授与されることをそう遠くないことを期待している。
若者たちの票はこうしたことも取り込まれている。
民主党307議席、自民党119席、野党339席、与党140議席、過半数を上回った。いよいよ念願の政権交代、日本に住んでいる市民たちが変えた。低迷する景気などに不満が爆発した。将来を担う若者たちも動いた。
2009年8月31日 08:41
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